にっぽん丸 神戸発着 小笠原スプリングクルーズ 2016

・クルーズ名         神戸発着 小笠原スプリングクルーズ
・船名(Ship)        にっぽん丸
・航海次号(Voyage)    332
・乗船(Embarkation)   UKB 2016-03-31
・下船(Disembarkation)   UKB 2016-04-04
・船室(Cabin Bed)    330
・船長(Master)                 管 啓二

春の小笠原といえば、ホエールズウォッチングが目玉ですねえ。年度末の仕事が忙しい時期ですが、たまたま退職者も新入社員もなく、勤務的に休暇取得は問題なし!小笠原には一度行ってみたいと常々思っていたので、これ幸いと申し込みをしました(*^▽^*) 

今回は神戸港を出航し、どこにも立ち寄らず、小笠原をピンポイントで目指す4泊5日のクルーズです。久しぶりに丸1日航海の日が2回もあります!東京からでも船で1日かかるんだから、遠い・・うん、遠いです。小笠原は飛行場がないので、船でしかいけいない陸の孤島・・ではなく、楽園です!自然探索も楽しみ~~~~

郵船から送られてきた小笠原のパンフレットを読んだり、ネットで探索したりと、当日を指折り数えて待ちました。
さて、出航当日、写真でもおわかりいただけると思いますが、神戸は曇ってます(;^ω^) えぇ、そう、曇ってるんです(/ω\)  今までの展開からすると嫌な予感しかないですねえ・・・・((/ω\)

それでも小笠原は遠い南の島・・きっと大丈夫!と強く念じていましたが、鳥島近海に近づく頃には、雨が降ってきました。おいおいおい。丁度その頃、ブリッジ見学が行われていたので、船長さんに上陸できます?って聞いてみたら、だぶん大丈夫とのお返事が。(内心は無理だと思ってたんじゃないかな??(*´Д`)) スタッフさんも、この季節のにっぽん丸の小笠原クルーズで上陸できなかった事は今までなかったってい言うし・・ほんとうか~~~~~~!!

鳥島をゆっくりと一周し、次に目指すは大海原にそびえる巨大な岩の柱、孀婦岩。この岩は海面に出ているのはほんの一部だそうです。近づくにも海が荒れ容易に上陸できず、詳しい調査が一度も行われたことがないとか(2018年に詳しい調査が初めて行われ、NHKスペシャル「秘島探検 東京ロストワールド第2集 孀婦(そうふ)岩」として放送されました)。鳥島から孀婦岩周辺では、鯨の姿は確認できませんでしたが潮吹きがあちらこちらで見られました。春ですねえ~~~

孀婦岩、最初は小さく見えていたので、大きさがよくわかりませんでしたが、近づくにつれその巨大さに凄きました。どうやってできたの??? びっくりでしたΣ(・ω・ノ)ノ! 通過時は、お天気が悪く、夕方だったので少し不気味でもありました。

さて、翌朝、早朝に目覚め、母島を見つめていました。曇天の空・・若干の雨模様。小笠原は以前こちらで紹介した湾内でのブイ係留。通船での上陸になります。湾内が荒れていなければと思いましたが・・・時間をおいて2回トライしましたが、やはり係留することが難かったようで、、上陸できないと決断するやいなや、ものすごい速度で船が母島から離れ始めました。あの~~~~、せめて母島の周囲を回るとかないんですか~~~~!! 写真撮影のタイミングを逸してしまい、1枚のみ。( ;∀;)

ついに小笠原までただ行って帰るだけの5日間になってしまいました。寄港地が1つだけというのは、こんな時、悲しいです。ふてくされちゃうよ。でも、そこはクルーズ船。少しでも乗客が満足できるようにと、スケジュールを変更し硫黄島に向かいました。第二次世界大戦中、太平洋戦線で屈指の激戦地となった島です。現在は海上自衛隊管理の硫黄島航空基地が設置され、基地に勤務する自衛隊員及び関係者以外の上陸は禁止されていますが、戦没者の慰霊祭には、旧島民や遺族、戦没者の遺族等の上陸が許可されています。

硫黄島に航路変更したとたん、お天気が回復。なんなん!(# ゚Д゚)(# ゚Д゚) 硫黄島に近づくにつれ、硫黄の匂いが!活火山なんですね。島全体はほぼ平坦な台地ですが、南西部に小高くて丸い摺鉢山があります。にっぽん丸は東から近づき、ゆっくりと、右回りに硫黄島周囲をほぼ1周しました。摺鉢山をぐるっと回ったあたりの海岸にはいまだ手つかずになった沈船群がありました。戦争の傷跡を目の当たりにして、胸に迫るものがありました。母の兄が海軍士官で太平洋戦争で船とともに沈んだと聞かされていたので、今回硫黄島に来れたのも、何かの縁かと思いました。汽笛にあわせて、全員で黙とう。その後、船は一路、神戸を目指し、曇り空の神戸港に寄港しました。母島には上陸できませんでしたが、今を生きることの幸せを強く感じたクルーズでした。

神戸発着 小笠原スプリングクルーズ VOY.332 2016 しおり

神戸発着 小笠原スプリングクルーズ VOY.332 2016 Port&Starboard

神戸発着 小笠原スプリングクルーズ写真をギャラリー形式でアップします。
観光地の写真はありませんが、クルーズならではの海からしか撮影できない
写真が数多くあります。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。

神戸発着 小笠原スプリングクルーズ お料理の写真をギャラリー形式でアップします。


ここでちょっとだけ知っているとちょっと物知り??
ではありませんが・・・( ̄▽ ̄) 
クルーズ船は、天候によっては寄港地に入港できず抜港になったり、船によっては違う港に入港することもありますよね?クルーズ船は港を出航しいったん海洋に出ると、定期航路を運航するフェリーとは異なり決まった航路はないとのこと。キャプテンに任されているようです。同じクルーズでも、時期や気候などによって航路が違う事もありますよ。安全第一ということですね。なので、今回は、天候不順だったので、たまたま硫黄島に行けたというわけです。

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