京都国立近代美術館 令和7年度 第1回コレクション展
会期:2025年03月13日~2025年06月29日
場所:京都国立近代美術館
コレクション展は、特別展示の日本のオルガ・ボズナンスカをはじめに、大正時代の日本画・彼女たちの「戦後」・近代美術館の工芸コレクション・音楽とともに・すわって、みる の5がテーマです。いつも思うんですが、大変充実したコレクション展です。すべて紹介しきれないので、今回は「彼女たちの「戦後」」のテーマで展示されていた作品を紹介させていただきます。
ここでは1930年代から40年代に日本で生まれ、戦後の前衛美術の大きなうねりの中で創作活動を続けてきた女性作家の作品が紹介されています。「具体美術協会」に参加していた田中敦子と菅野聖子。現在も精力的に国内外で発表を続けている松本陽子。森本紀久子や木下佳通代、三島喜美代の本物そっくりの陶器作品もあります。また杉浦邦恵による植物をモチーフとしたフォトグラム写真。ニューヨークを拠点とする宮本和子によるピラミッド状に紐を張ったミニマリズム的立体構成。エミコ・サワラギ=ギルバートによる人間の視覚の不確かさを表した繊細なドローイング。どの作家の作品も面白いですねえ。田中敦子作品はなかなか写真撮影できないんですが、こちらのコレクション展はいつもほとんどの作品が写真撮影できるんですよねえ。素晴らしいです。
このエリアはいつも近代から現代のアート作品が展示されているのですが、入った途端ドキドキ、ワクワクします。次のコレクション展も楽しみです。
作品リスト
作品の写真をギャラリー形式でアップします。クリックすると大きな画像で表示されます。ブログ内の資料や写真の無断転載は禁止です。ご注意下さい
コメント