彼女の肖像

彼女の肖像 コレクション1
会場:国立国際美術館 B2階展示室
会期:2024年11月2日~2025年1月26日

国立国際美術館では特別展「線表現の可能性」とともにコレクション展「彼女の肖像」が同時開催されています。このコレクション展、本来は6月4日より開催予定でしたが、4月に地下1階講堂及び地下2階コレクション展示室内で漏水がおこり、現在調査及び展示再開に向けた展示室内整備・修繕が行われた結果、11月からの開催になりました。楽しみに待ってたのよ~~~(´∀`*)ウフフ 今回のテーマは女性。女性の登場する作品に焦点をあて、章ごとに異なるテーマで作品が紹介されています。

「第1章:女性像の逸脱と解体」は、福田美蘭の12に断片化した《Woman with a Letter》、小川信治《連続体-受胎告知》が印象的でした。受胎告知は先日行った森の芸術祭の奈義町現代美術館で、同じテーマで作者の異なる作品をみたので、なおさらでした。「第2章:増殖する女優たち」では、アンディ・ウォーホルのマリリン、岡本信治郎のおなじみに誰もがよく知っているキャラクターを脚色した版画作品、女優ブリジット・バルドーをモデルにしたアストリッド・クラインの《無題(私はしゃべらない、、、)》とダーン・ファン・ゴールデン《日本のブリジット・バルドー》が目を引きました。「第3章:家族の肖像」はマルレーネ・デュマス《おじいさんと孫娘》、サニー・キム《ヤッホー、少女たち》 、木下晋《立像》、デイヴィッド・ホックニー《 ぼくの母、ボルトン修道院、ヨークシャー、1982年11月 #5》がよかったです。「第4章:労働と移動」宮本隆司《九龍城砦》、小沢剛《ベジタブル・ウェポン-さんまのつみれ鍋/東京》、女性は強い(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪「第5章:個人と国家」アンドレアス・グルスキー 《ピョンヤンV》・・お花の絵だと思ったら、北朝鮮のマスゲームの写真でした。すごいです。

いくつになっても、どんな状況でも、頑張って生きている女性達の姿がとても印象的なコレクション展でした。また、20世紀半ばに活躍した女性のデザイナー(山脇道子とシャルロット・ぺリアン)の活動に触発されたレオノール・アントゥネスのインスタレーション数点と、昨年度新たに収蔵された谷原菜摘子《SADO》、片山真理 《小さなハイヒールを履く私》《子供の足の私》、テリーサ・ハバード/アレクサンダー ・ビルヒラー《胸像》もあわせてご紹介されています。

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