東郷青児 美の変奏曲(ヴァリエーション)
会場:神戸市立小磯記念美術館
会期:2024年10月5日~12月15日
東郷青児は1987年鹿児島で生まれ、東京を拠点に二科会で活動した日本洋画家です。今回はSOMPO美術館が収蔵する油彩・素描・彫刻など約70点が展示されています。ふんわりとした夢見るような甘い女性像が特徴で、本や雑誌、包装紙などにも多数使われました。流線形の線が女性の柔らかさを際立たせています。使われている色も原色ではなく、若干グレーが混ぜられているような感じで、落ち着いた感じがあります。パステルカラーではないのが逆にいいんですよねえ。その独特な描き方はひとめで東郷の絵画だとわかります。
小磯記念美術館にしてはめずらしく全作品写真撮影OKでした。反射板に光が写りこみなかなかうまく撮影できませんでしたが、とりあえずアップします。私のお気に入りは、彼が独自の定型を作り出す前、1916年に描かれた「パラソルさせる女」(写真4枚目)です(´艸`)
同時に開催中の小磯良平作品選Ⅱもとても素晴らしい絵画が展示されていますが、こちらは写真撮影禁止です。お見せできないのが残念です。
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