会場:横尾忠則現代美術館
会期:2025年1月17日~2025年5月6日
初日の1月17日は阪神淡路大震災から30年目にあたります。朝から三宮の東遊園地で開催されている追悼の集いに行き、その足で展覧会に行ってきました。今回は展示空間をスゴロクに見立て、横尾忠則の人生を「ふりだし START」から「あがり GOAL」までとし、作品によって再構成されています。実際に回せる赤・青・黄のルーレットもあります。「ふりだし」は3階、「あがり」は2階にあります。鑑賞者はコマです。実際に回してスゴロク形式で絵をご覧になって楽しまれる方はおられるのかしら? スゴロクなので、「1回やすみ」「ひとマス進む」「ふたマス進む」から「ふりだしに戻る」まで様々なマスがあります。すべての作品にエピソードが書かれていて、それを読むのも面白くて、とても楽しかったです。横尾さんの生まれてから現在に至るまでの波乱万丈の人生をスゴロクで模し、絵でおっていくこの企画。いつもながらに、企画構成を考えられる関係者の皆様に脱帽です。今回はすべて作品の写真撮影が可能です。
また4階のYokoo Tadanori Collection Galleryでは「横尾忠則を遊ぶ」が同時開催中です。こちらでは、トランプ、花札、ジグソーパズルなど、“遊び”と関連した資料やポスターが展示されています。展示されている販促物は、販売が終了しているものあり、興味津々で見ていました。そして、1階ロビーでは10分程度の横尾忠則さんの震災当時の経験談やその後の支援活動に関するインタビュー動画が流れています。どちらもお見逃しなく。
flyer・作品リスト・実際に遊べるスゴロク
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