石岡瑛子 I デザイン

石岡瑛子 I デザイン
会場:兵庫県立美術館
会期:2024年9月28日~12月1日

石岡さんは1938年生まれ。広告、舞台、映画などの表現のジャンルで世界的に活躍されたデザイナーです。今回は1960年~80年代までの仕事を中心に、ポスターやアートワーク、スケッチ、各種本の表紙など400点あまりの作品を紹介する展覧会になっています。タイトルの「I」は「私」です。彼女のクリエイションの核となる「私」に迫るとあります

特に会場すぐに展示されている資生堂(撮影禁止)のポスターや、かなりの面積を割いて展示されているPARCOのポスターは非常に熱量を感じます。特にPARCOのポスターのモデルからは、女性達が社会進出を目指す後押しをしてくれるような、強い意志と意気込みが感じられます。どれも目力がすごいです。赤を使ったものが多くとても印象的でした。時代の最先端を追い続けるPARCOにはピッタリのポスターですねえ。モデルは有名な女優から海外の遊牧民まで様々です。女性がほとんどですが、沢田研二さんのポスターにはビックリ( ゚Д゚)しました。なんとも妖艶な姿。とても素敵でした。当時このポスター盗難されたんじゃないかしら?会場内にある赤いブース内では当時のPARCOのCMが音声ととも流れています。RARCOに洗脳された気分になりました( ´艸`)

他にも彼女が携わった大量の雑誌や本、CDなどの音楽関係のものや映画・舞台のポスターなど多種多様な作品が展示されており、それはそれはすごい仕事量です。山本海苔や劇団四季のM.バタフライのポスターも彼女の仕事なんですねえ。知らなかったです。後半に紹介されていた、絵本がとても素敵で長い時間みていました。キュートで可愛い。PARCOのポスターも素敵ですが、これが一番好きかも?観覧後に、ハッシュタグをつけてSNSに投稿し、ポストカード(何種類かあるみたいです)をいただいたんですが、この絵本のポストカードで、とっても嬉しかったです。この展覧会ではSHISEIDOの一部のポスター以外はすべて写真撮影可能です。

じっくり見るとかなり時間がかかります。浸りたい方は余裕を持ってお出かけください。今回は作品リストの提供はなく、そのかわりに鑑賞ガイドがありました。公式サイトで作品リストがアップされていたので、ダウンロードしてみたんですが、なんと17ページもありました( ゚Д゚) 最近紙での作品リストの提供をされる美術館も減少中。でもこうして公式サイトでダウンロードできるのであればそれもありだと思っております。時代ですね。

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