石崎光瑤 若冲を超えろ! 絢爛の花鳥画

石崎光瑤 若冲を超えろ! 絢爛の花鳥画
会場:京都文化博物館
会期:2024年9月14日~10月14日(前期)10月16日~11月10日(後期)

久しぶりに京都文化博物館に行ってきました。石崎光瑤は日本の大正時代から昭和の初めにかけて活躍した日本画家です。1884年富山県で生まれで、幼少の頃から画家を志し琳派の山本光一のもとで日本画の基本を学んだあと、京都画壇の重鎮竹内栖鳳に師事します。文展・帝展を中心に活動し、写実に基づく鮮やかで装飾的な花鳥画を得意としました。

今回は生誕140年を記念した大回顧展で、石崎光瑤の初期から晩年までの82点が資料と共に展示されています。掛け軸や写生画とともに、二曲一双や六曲一双など色鮮やかな屏風の大作が印象的です。草花や生物の写生画はとても巧妙に描かれており大変素晴らしかったです。観察眼に脱帽です。このような基礎がしっかりとできているからこそ、生き生きとした花鳥画を描くことができるのだろうと思いました。若冲の模写である《鶏之図》は、とても精密に描かれており、勢いを感じました。また10月14日までは《熱国妍春》《燦雨》《白孔雀》の3作品を同時に見ることができます。とても鮮やかな色で描かれた大作を間近で見れる喜びを噛みしめながら、写真撮影をしておりました。ショーケースのガラスが反射し、上手に撮影できなくて残念ですが、雰囲気はお判りいただけるかも?まさに見て楽しく撮影して嬉しくです。アップで撮影した写真も最後に紹介していますので、ご覧になってください。

4階には、今回特別に展示された寺外初公開の高野山金剛峯寺奥殿襖絵《雪嶺》《虹雉》が奥殿の部屋を再現して展示されており、大変見ものです。この機会を逃したらもう見れないかも?じっくりと拝見させていただきました(・ω・)(-ω-)(・ω・)(-ω-) 4階の方が良いなあと思う作品が多かったんですが、残念ながらこちらの階は撮影禁止でしたので、目に焼き付けて帰ってきました。

私は若冲はそれほどたくさんの作品を見たことがないので、比較しようがないのですが、煽り文句も嘘じゃないと思えるくらい、とても素晴らしい回顧展だったと思います。

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