船越圭 追悼 コレクション展
会期:2024年7月23日~2024年8月24日
会場:Yoshiaki Inoue Gallery
初めての訪問するギャラリーです。今年のART OSAKA 2024の大阪市中央公会堂に出展されていたギャラーで、船越さんのスフィンクスが展示されていたのをきっかけに、スタッフさんとお話をしていたところ、Yoshiaki Inoue Galleryで開催される船越さんの個展のポストカードをいただき、心斎橋まで行ってきました。
平日に行ったんですが、外国の方が多く、ビックリでした。心斎橋筋商店街を少し入ったところにあるビルの2階に目的のギャラリーがありました。船越圭さんは、盛岡市に生まれ。東京芸大の大学院に在学中、北海道のトラピスト修道院から依頼を受けて木彫りの聖母子像を制作。これがデビュー作となりました。その後クスノキを彫った上半身に着色し、大理石を削った目を仏像の玉眼のようにはめ込む手法で、様々な作品を発表。2003年からは現実的な彫刻から一転し、幻想的な裸体像「水に映る月蝕(げっしょく)」と、獣とも人間ともつかないスフィンクスのような彫刻「夜は夜に」の新作を発表。以降「スフィンクス」の連作で多くの作品を発表されましたが、2024年3月29日、肺がんのため逝去されました。72歳でした。
今回はおもにドローイング、版画などの作品約20点が展示されていました。木彫作品はたまに見たことがあるんですが、ドローイングや版画はほとんど見たことがなかったので、とても興味深く拝見させていただきました。
(こちらの個展ですが、アップ時点ですでに終了しています。ごめんなさい。)
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