草間彌生 版画の世界ー反復と増殖
会場:鹿児島市立美術館
会期:2024年9月27日~11月10日
鹿児島市立美術館開館70周年記念で開催されている草間彌生展に行ってきました。この展覧会は、2022年に松本市美術館で開催された特別展「草間彌生版画の世界」の巡回展で、松本市美術館所蔵の厳選された約160点の版画作品が過去から順に軌跡を追って展示されています。
1970年代に描かれた「靴をはいて野にゆこう」から始まり、水玉と網目模様で描かれた帽子や靴、ドレス、蝶やぶどうなどが様々な色のシルクスクリーン作品として展示されています。特に赤い帽子はとってもキュートで魅力的。エネルギーに溢れている感じです。
そして、草間の代表的なモチーフであるカボチャ・・そう南京!! この「カボチャ」が様々な形や色で表現されています。まるで生きているような描き方。観察眼が人と違って面白いなあと思いました。
また、浮世絵版画の富士山は、木版画でなんと水玉が14685個もあり、彫師の方が大変ご苦労されたようですが、そこは高い技術をお持ちの職人の皆さん、素晴らしい富士山が完成しました。すごい~~~。
最後は2004年から製作がはじまった、黒のマーカーペンで描く「愛はとこしえ」シリーズ。制作中の動画も流れていましたが、真っ白なキャンパスに思うがままにマジックで線を引き、そして塗りつぶす。頭の中にはすでに完成したイメージがあるんでしょうが、やっぱり紙一重、天才ですねえ。
今回は写真撮影すべて禁止だったんですが、私、草間彌生が好きなんで、投稿しちゃいました。2センチの厚みのある図録も購入。表紙の色が3色あって悩みましたが、緑にしちゃった。なぜ緑なんだ~~~(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’) だって、綺麗落ち着いてみえたんだもん( ;∀;)
開場前に特設フォトブースがあり、3つの作品が順に投影されていました。その投影された絵をバックに写真撮影できるように携帯を立てる台もありましたが・・絵だけ写真撮影してきました。
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