蜷川実花展 彼岸の光、此岸の影

蜷川実花展 彼岸の光、此岸の影
会期:2025年1月11日~2025年3月30日
場所:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ

蜷川実花さんは1972年、東京都生まれ。写真家・映画監督さらにクリエイティブ・ディレクターとしても活躍され、様々なアートディレクションやインスタレーションを手掛けられています。今回は蜷川実花がクリエイティブチームEiM(エイム)とともに挑むこの展覧会で、蜷川が京都の街からインスピレーションを受けて制作した作品が物語形式で展示されています。展覧会としては関西で過去最大の⼤規模個展となります。サブタイトルにある彼岸と此岸(「しがん」と読みます)とは・・此岸は仏教用語で私たちが住んでいるこの世、迷いの世界、悩みの多い現実世界を意味し、対して彼岸は悟りの世界です。会場内はどこも映えスポットばかり。若い方が多く来られており、私が行った2月7日は大寒波襲来&平日にもかかわらず満員でした。2月8日からは日時指定予約に変更になるそうです。予約していないと日によってはかなりの入場待ち時間が発生するかも?みたいです。

flyerには、「それはまるで自分が主人公になり、全10話の自身の物語を進めるように無限の絵巻物体験へと誘う」と記載があり、昨年「森の芸術祭 晴れの国」🔗でみたのと同じような彼岸花のお迎えから物語は始まります。最後は光を題材にした映像作品で終わりです。ほとんどすべての作品が没入型のインスタレーションという感じです。唯一、蜷川の内面を色彩やモチーフとして具現化した「Liberation and Obsession」では、壁に作品が並んで展示されていて心躍りました。私はこれが一番好き。最も綺麗だったのは、「Whispers of Light,Dreams of Color」。1500本に及ぶクリスタルガーランドが織りなす光と色彩の空間。いつまでも見ていたい気分になりました。でもねえ・・・あまり興味のない人はすすっとみると30分程度で見終わります。実は私もこれで最後?って聞き直して、もう一度戻りました‥(;’∀’) すごくじっくりと見て、写真も撮影したつもりだったんですが、約1時間で終了。絵画を見たい人には不向きな展覧会です。

flyer&作品紹介

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