・クルーズ名 秋の日本一周クルーズ
・船名(Ship) M.S.ASUKA
・航海次号(Voyage) 410
・乗船(Embarkation) KOB 2001-09-25
・下船(Disembarkation) KANZW 2001-09-29
・船室(Cabin Bed) 648
・船長(Master) 野崎 利夫
さてさて今回のクルーズは・・タイトル通りの日本一周・・・とはいかず半周の乗船でした。だってお勤めしてるで、そんな長期のお休みは無理だよお。本当は一周してみたかったけどねえ。今回は途中、神戸から乗船して、唐津、隠岐の島に立ち寄って金沢港までの3泊4日のクルーズです。
神戸から乗船し、翌日は瀬戸内海をゆっくりとクルーズ、唐津港を目指します。瀬戸内海はお天気も良くて、とても快適でした。何時に飛鳥が関門海峡を通るか時間当てクイズもありました。外れちゃったけどね (ノд-。)クスン マジック教室では1000円が1万円になるマジックを教えていただき、生花のコサージュも作りました。この日の夕食はドレスコードがフォーマルだったので、生花のコサージュをつけて参加しました。本当は私と母で1つずつ作ったんですが、母が作ったコサージュを父がつけて↓フォーマルナイトを過ごしました。とても素敵でした。夕食時には多くのお客様が生花のコサージュをつけておられて、とても華やかでした。

翌日は唐津港に入港。こちらでは唐津・伊万里・有田やきもの紀行なるオプショナルに参加。唐津焼は日本三大茶器の1つ、伊万里焼は鍋島藩御用達、400年の歴史ある有田焼とそれぞれ違うやきものを見学できました。記念に1か所につき、1つずつやきものを購入。りすの絵柄の唐津焼の箸立て、有田焼の石鹸置き、最後にエイッって奮発して購入した伊万里焼の花瓶。今でも使っています。ツアーバスで降りるたびに陶器を買っていた私を同じツアーの方が目ざとく見ていたみたいで、最後に伊万里焼で有名な柿右衛門窯に立ち寄った時、ここは高いから買わないでしょ?って聞かれ、そうですねえ~~って笑ってバスを降りて見学に行ったんですが、また陶器をぶら下げて戻ってきたのをみて、「おねえ~ちゃん!(当時はまだ若かった・・)、また買ったの!!すごいねえ~~~」って言われてみんなで笑った記憶があります。同じバスだったお客さん同士がみんな仲睦まじくて楽しいツアーでした。
最後の寄港地は貴人の流刑地として名高い隠岐島。隠岐島は島前と島後の2つに分かれており、飛鳥は直接入港することができないため、島後の西郷港沖に錨泊して、テンダーボート&地元ボートで上陸しました。前回の屋久島は波高しで、ボートでの上陸ができなかったので初めての錨泊にわくわく、ドキドキ!!(^▽^) テンダーボートを降ろして横づけして乗船するのかと思っていたら、浮き桟橋が準備され、そちらに乗り移ってからの乗船です。桟橋とはいえ、結構な広さがあり、これがなかなか面白い!海の上にたってる~~~ (*´σー`)エヘヘ
島では国分寺外苑牛突場にて鳥羽上皇を慰めるために行われたという「隠岐牛突」を見学。その後国分寺を見学「国分寺は聖武天皇の詔により建立された隠岐第一の寺でかつては本堂、鐘楼、三重塔、仁王門などを持つ立派な寺でした。明治2年の廃仏毀釈で当時の本堂は取り壊され、明治16年(1883)復興が始まり、昭和25年(1950)旧寺跡の傍らに本堂が建造されました。新本堂には当時の蓮華文の鐙瓦や宇瓦などの出土品が展示されています」という歴史あるお寺で、本堂のたたずまいに歴史を感じ、年輪を重ねたすごい樹木に癒されました。残念ながら私が見学した6年後の2007年に火事で本堂を消失。今回アップする写真は火事の前のものです。ちょっとだけ貴重かな・・・
通船で飛鳥に戻り、翌日の朝、金沢港に到着。朝食を済ませて、下船し、せっかく金沢に来たのでということで、兼六園&妙立寺(通称:忍者寺)を見学、近江町市場でお寿司を食べてサンダーバードで神戸に帰ってきました。最後まで乗船したかった秋の日本一周クルーズでした。
秋の日本一周クルーズ VOY.410 2001 日程表
秋の日本一周クルーズ VOY.410 2001 アスカデイリー
ギャラリー形式でアップします。写真をクリックすると大きな画像で表示されます。
ここでちょっとだけ知っているとちょっと鼻高さん情報です( ´艸`)・・・だんだんネタがなくなってきて・・鼻高さんじゃないかもしれないけど・・
客船のような大型船になってくると港が浅かったり、港の岸壁が短かったりして直接港に着岸することができない港も多くあります。その時は、今回のように沖合に船を停め、テンダーボートや漁船などで上陸します。錨泊といわれるものです。
錨泊は沖合に錨を降ろして停泊することですが、この秋に私が行こうとしている小笠原の父島はちょっと違います。日程表には錨泊となっていますが、実際はブイ係留です。
ブイ係留とは、2つの大きなブイに船の前と後ろを繋ぐ、世界的にも大変珍しい係留方法です。なので、船が停泊していてもわずかながら前後に潮と風で流されて移動しているのがわかるみたいです。だからちょっと波が高いだけでも上陸できないんだなあ・・・ なぜにそんな面倒なことをと思われるかもしれませんが、船を係留するたびに錨を沈めることが無くなり、サンゴを錨で傷つけることが無くなるからです。こうやって小笠原のサンゴ礁の生態系の保全への配慮が行われているんですね。
通船の場合は船着き場として浮き桟橋が準備されますが、その大きさはまちまちです。私は隠岐で経験した浮き桟橋が一番大きかったです。浮き桟橋からテンダーボートや漁船などに乗り換えて上陸しますが、この船を通船といい、電車やバスのように時刻表があります。最終通船に乗り遅れると置いて行かれちゃうかもよ?(´艸`)