ARTISTS’FAIR KYOTO 2024
メイン会場
会期:2024年03月01日~2024年03月03日
場所:京都国立博物館 明治古都館、京都新聞ビル 地下1階
アドバイザリーボード企画展会場
会期:2024年3月1日~2024年3月10日
場所:清水寺
国内外の一線で活躍されているアーティストさんの推薦、あるいは公募より選出された新進の若手アーティスト作品が展示されているARTISTS’ FAIR KYOTO、今年はメイン会場が京都国立博物館 明治古都館と京都新聞ビル 地下1階になりました。またアドバイザリーボード企画展会場は清水寺と、各会場が離れているので、どうしようと思いましたが、今年もシャトルカーという名の大型タクシーが運行されていて、快適に移動できました。ただし、今年のタクシーは清水寺→京都新聞ビル→京都国立博物館→清水寺という流れの一歩通行でした。
京都国立博物館 明治古都館は初めて行きましたが、すごい建造物ですね。館内では33名の作家さんの作品が展示されており、作家さんとお話をすることもできます。昨年ART OSAKA 2023 Expandedセクションのkagooで展示されていた久村卓さんが優秀賞を受賞されていました👏👏 kagooで少しお話したのですが、覚えていてくださったようで、嬉しかったです。今回はブランド色を弱めて展示されているとの事でしたが、それでも目を引く作品ばかりです。大阪で見た作品とよく似ていたので、真似をする人がいるんだと思って名前を確認したら、ご本人でしたという、笑い話です・・・(;’∀’)
今回のflyerにもなった遠藤文香さんのとっても可愛い牛の作品、実物をみるとやっぱりいいですねえ。こちらの作家さんも優勝賞を受賞されています。作家さんにお話を聞いていて、とってもビックリしたのは、作品はすべて写真だったことです。まるで描いたようにみえます。主に自然や家畜動物をモチーフに、その場に出向いて写真を撮影し作品を仕上げるそうです。動物たちの視線がとても優しいです。撮影者の心が投影されているようで素敵~~~
会場自体、入ってすぐの部屋に24名の作品があり、ちょっとギューギュー。奥の部屋は広いのに、10名の作品のみ。アンバランスな展示ですね。いろいろ事情があるんでしょうね。
京都新聞ビル 地下1階は、動画や音楽、光りなどを取り入れたインスタレーション作品が主体です。空間を上手に利用された展示方法で楽しく鑑賞することができました。今年はギャラリーで知り合った劉李杰(Liu Lijie)さんが展示されていたので、楽しみにしていました。音楽を背景に彼が昔、学校で学んだ教科書の表紙をシルクスクリーンで印刷した用紙が積み重ねた作品です。1000枚あるそうですが、教科の重要性によって積まれている高さが違います。一番重要なのは歴史だそうです。派手さなのない清楚な作品ですが、現代世界が抱える問題をアートでいかに表現するかをチャレンジする作品だと思います。今年は、購入しようか悩む作品が数点ありましたが、ちょっと断念。あっ、そうだ、京都新聞ビル 地下1階「カタルシスの岸辺」で死蔵データのポスカを1点購入しました。100円・・・( ´艸`) 今年は、京都新聞ビルの穴に落ちなかった~~~ ( ´艸`)
若手アーティストを推薦するアドバイザリーボードらによる展覧会、今年はまた清水寺に戻ってきました。仁王門周辺に、ヤノベケンジ、Yotta、加藤泉の作品があり、こちらは誰でも無料で見ることができます。ヤノベさんの『SHIP’S CAT(Ultra Muse Black)』は前日の大雨と寒暖差のせいか、ヘルメットが曇って猫ちゃんの顔がはっきり見えなくて残念でした。いつもは胸にある翼が背中にありますよ!! Yottaさんの『花子』は今年も良い声でお話したり歌ったりしています。加藤さんの作品は石のトーテンポールの様な感じ。後ろからもぜひ見てください。
経堂では田村友一郎の新作インスタレーション『田村/TAMURA』が上演中・・ではなかったのでした( ;∀;)。1日はお休みだだったそうです。初日なのにね・・ 堂内には能の演目である「田村」の台本が経典台に乗っていました。触っても良かったんですが、大正時代のものだそうで、紙の質がふわふわ~~~ ちょっと怖かったです。
成就院は、作品のみ写真撮影可能で、ボスコ・ソディ、鶴田憲次、ヤノベケンジ&米山舞、伊庭靖子、池田光弘、大庭大介、薄久保香、名和昇平、鬼頭健吾、ミヤケマイ、やなぎみわ、やんツー、椿昇、計13人の作品が展示されています。今回一番素敵だな~~と思ったのはミヤケマイさんの『珠 circle or cycle』という床の間に展示されているお軸でした。上下に描かれている龍や妖精、中心には「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」という文字。三銃士を思い浮かべますねえ。シックな色合いなのもいいですねえ。欲しい~~~!!! 論外で大好きな『SHIP’S CAT(Sun CArrier)』は猫ちゃんの背中に太陽をモチーフにした円形のモニターがありショートアニメが映るようになっています。ヤノベさんと米山舞さんの共同作品です。ヤノベ猫ちゃんと米山さんのアニメーションの融合作品です。じっくり拝見させていただきました。ただ、今回1つ後悔する出来事がありました。それは椿昇作品です( ;∀;) 成就院のお庭は撮影禁止なんです。そう、禁止。あまりにもそれを気にしすぎて、作品を見る事すら忘れちゃいました。なんでやねん、私・・・( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;) 朝一で意気込んで行ったわりにねえ。たぶん縁側のすぐ横にある手水に作品があったんだろうと察します。
ARTIST’S FAIR KYOTO 2024
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