Continuum Resonance 連続する共鳴

Continuum Resonance 連続する共鳴
会期:2024年9月6日~2024年10月14日
会場:グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.

うめきた公園 ノースパークに新しく完成した VS.にてOPNING EXHIBITIONとして真鍋大度の新作個展「Continuum Resonance 連続する共鳴」が開催中です。あらかじめ入場時間指定のチケットの申し込みは必要ですが、無料で鑑賞できます。真鍋大度は、東京都出身。東京理科大学数学科、国際情報科学技術アカデミー(IAMAS)を卒業後、日本のメディアアーティスト、プログラマー、デザイナー、映像作家、DJ、VJとして活躍されています。 2006年には株式会社ライゾマティクス設立をし、 身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作されています。今回はVS.の地下の4つのスタジオで、その作品を見るというか体感することができます。チームラボが発表しているような没入型の作品ですが、もっと幾何学的な感じです。解説によると「PolyNodes」を用いて、空間そのものが3次元的に変動するオーディオビジュアルの共鳴空間を体験できるとあります。なんのこっちゃ~~よくわからん・・(ノД`)・゜・。 で、調べてみました。

「PolyNodes」とは(公式サイトより一部引用しています)・・・・
真鍋がシナン・ボケソイ(アーティスト/コンポーザ)と共同開発した画期的な3D音響ソフトウェア。このソフトウェアは、3D空間内で音の動きや変化を自由にデザインし、視覚的にも表現することができます。音の位置や強さ、音色の変化などを空間内で動的に制御し、それに合わせて視覚的な要素も変化させることで、音と映像の要素が融合した没入感のある体験を創出します。これにより、鑑賞者は前例のないオーディオビジュアルの空間を体験することができます。

音と光の進化系ですね。全ての作品でかなりの音量と、一部の作品で光のシャワーや、フラッシュなどの激しい点滅があります。私は新しい芸術作品として興味を持って鑑賞しましたが、苦手な人もおられるかも?今後は、このような没入型作品が増えていくんだろうと思っています。没入型って感じ方や楽しみ方も人それぞれでいいなあ~~って思っています。実は来年開催の大阪関西万博の展示も没入型が増えるんじゃないかとちょっと期待してるんですよねえ(*´艸`*)

ところで、この「VS.」は安藤忠雄建築研究所が設計監修した展示施設になります。何らかのテーマを持って展覧会を開催する「ミュージアム」とは異なり、特定のテーマやコレクションは持たず、いろいろな考えを社会に発信し、実装化していくための「装置」としての運用を目指されているとの事。Vはビジョン(Vision)、Sはステーション(Station)という意味とともに、スタジオ(Studio)やステージ(Stage)、ソサエティー(Society)の意味も含んでいるそうで、今後も様々な展覧会がすでに企画されています。

JR大阪駅前という利便性のある地で、いつでもふらっと立ち寄れる、美術館とはまた異なる新たな作品を体験できる異次元の空間の登場は、現代アート好きの私にとって、非常に喜ばしく、今後がとても楽しみです。

解説

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