LOVE ファッションー私が着がえる時

LOVE ファッションー私が着がえる時
会場:京都国立近代美術館
会期:2024年9月13日~11月24日

京都国立近代美術館では、KCIが所蔵する衣装を中心に、18世紀から現代にいたるまでの衣装を時代を追いながら展示されています。
Chapter1「自然にかえりたい」:会場すぐのプロローグでは18世紀のヨーロッパ、特にフランス貴族が着用したロココ風のドレスなど王宮文化といえる衣装が展示されています。マリーアントワネットねえ・・って思いながら見てました。また、動物の毛皮を使ったコートや鳥の羽をあしらった帽子など、現在ではほぼ生産するのが困難な衣装も展示されています。こちらではカステルバジャックの熊のぬいぐるみ大量につかったフェイクファーのコートと小谷元彦の編み込んだ毛髪を使ったドレスが印象的でした。

Chapter2「きれいになりたい」:クリスチャン・ディオールやバレンシアガ、ヨウジヤマモトなどなじみのあるデザイナーのドレスが登場。腰の括れはやはりコルセットのおかげ?(;’∀’) 美しく見せるための努力は惜しまないということでしょうね。身体を締め付けて大変そうだけど、とっても美しいラインで、素敵です。その後、時代と共にコルセットから補正下着に。理想の体型に体のラインをあわせようと努力し続けた女性に一石を投じたのがコム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保礼です。いろいろな部位が膨らんだ不思議な衣装。ギンガムチェックっていうのもいいですねえ。あるがままの自分を表現する衣装へと変わっていく先駆けとなったようです。ありがた~~~( ´∀` )

Chapter3「ありのままでいたい」:シャネル・グッチ・プラザ・ジヴァンシーなどなど高名なブランドの下着。とっても綺麗で華やかなシュミーズもありました。今ではスリップって言われてますよね。いったいいくらするんでしょう??(;’∀’)

Chapter4「自由になりたい」:コムサ・デ・ギャルソンの川久保礼による2020年の春夏コレクション、奇抜さの中にエレガントさがあり、とっても素敵~~~~。

Chapter5「我を忘れたい」:うん、とっても奇抜な衣装ばかり。確かに着用したら、我を忘れないと他人の目線が気になっちゃうわ(*´∀`) そして出口にはヤドカリさんのクリスタルの衣装。今はなくなってしまいましたが、現美新幹線で動画も見ました。キラキラしていて綺麗ですが、透けて見えるので、ヤドカリさん、落ち着かないかも?

4階にも一部LOVE展として衣装が展示されています。コレクション展が主なので上の階はパスしようかなと思わず見て帰ってくださいね。なぜなら、2020年に開催された東京2020オリンピックの開会式でMISIAが国歌斉唱時に着用した虹色のマルチカラー・ラッフルドレスが展示されているからです。小泉智貴デザインのオーガンジーのドレス、素晴らしいです。写真撮影はOKですが、SNSでのアップは×。ご自分の眼で見てくださいね。

さて、こちらの京都国立近代美術館では時代の変遷をたどる衣装の展覧会が開催中ですが、お向かいの京都市京セラ美術館では、GUCCI展が開催中です。GUCCIの変遷がわかるオンリーの展覧会。衣装に興味のある方にはどちらも嬉しい展覧会ではないでしょうか?

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